公演案内


日本の演劇人を育てるプロジェクト新進演劇人育成公演《俳優部門》
『空知る夏の幻想曲』

『空知る夏の幻想曲』

上演日程 2015年09月16日~2015年09月20日
会 場 扇谷記念スタジオシアターZOO
住 所 北海道札幌市中央区南11条西1丁目3-17
主 催 文化庁、日本劇団協議会
協 力 札幌座

チケットに関して


このお芝居について

あ…まぼろし坑夫だ!…うどん喰ってるぞ…

空知の麦畑に忽然と、炭坑夫とおぼしき人影が現われた。「キタホナミ、これが春よ恋」道産小麦の品種の名前をつぶやきながら、小麦の穂先を煤で真っ黒に汚れた両掌で籾み扱き、小麦の実を一粒ずつ噛みしめると、彼らの鼻腔は甘い小麦の香りで満たされた。実を挽き粉にして、パンを焼き、うどんを捏ね、夏の青空を見上げて空を知る。地底深く眠る炭塊。地表広く覆う小麦の穂。人口減、高齢化、債務超過、瀕死の旧産炭地を生きる、真っ黒に煤けた7人の若者たちが奏でる幻想曲(ファンタジー)です。

 

演出家からのメッセージ

お米、豆、蕎麦、春鰊、様々な道産食材を舞台 に上げて食べる芝居を創ってきました。いつかは小麦を扱わなければと思っていたのと同時に、空知の旧産炭地と呼ばれる地域を渡り歩いたシアターキャンプの記憶から、小麦と石炭のセットでの創作をかなり昔から構想していたのです。
 石炭の記憶が残るのは私の世代がギリギリでしょうか?幼い頃「石炭に牛乳をかけてサラサラと食べたら旨いのではないか?」と思っていました。私より若い世代は石炭ストーブも知らないようです。私が働き出した頃、冬期限定の暖房手当のことを「石炭手当」と呼んでいました。
 一面に広がる小麦畑の向こうに見える山の方では、現在も石炭の産出を続けている炭坑があり、その石炭で奈井江や砂川の火力発電所が電力を産んでいます。そんな空知の小麦畑のまん 中に7名の若い俳優たちを放り込み、ファンタジーと呼ばれる数編の幻想曲を創りました。

札幌座チーフディレクター斎藤歩


キャスト

木村洋次、佐藤健一、山本菜穂、高子未来、市川薫、坂本祐以(劇団千年王國)、彦素由幸(フリー)

スタッフ

作・演出・音楽/斎藤歩
照明プラン/熊倉英記((株)ステージアンサンブル)
演出助手/清水友陽
舞台監督/すがの公
音響プラン/斎藤歩
衣裳プラン/林千賀子
美術/山本菜穂
小道具/木村洋次
照明オペレーター/市川薫
音響オペレーター/高子未来
宣伝美術/若林瑞沙(studio COPAIN)
プロデューサー/平田修二、木村典子(札幌座)
制作/公益社団法人日本劇団協議会

チケットに関して

チケット料金 一般:3,000円
学生:1,500円
高校生以下:1,000円
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※開場は開演の30分前です。
チケットの取り扱い 【一般】
ローソンチケット(L:コード15622)☎0570-084-001
大丸プレイガイド☎011-221-3900
【全種類】
公益社団法人日本劇団協議会 ☎03-5909-4600
    公益財団法人北海道演劇財団 ☎011-520-0710

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